仲秋の名月

910日は旧暦815日で十五夜。仲秋の名月をご覧になって楽しんだ方も多いのではないでしょうか。
あいにくのお天気で見ることができなかった皆さんも、TVSNSなどで季節を感じていただけたでしょうか。
筆者も「お月見」というわけには参りませんでしたが、夜道を歩きながら大きくて真ん丸な月を堪能いたしました。

さてこの「仲秋」とは旧暦八月のこと。「孟秋」(七月)、「季秋」(九月)と合わせた三か月を「秋」と定めていました。
一方、「中秋」というと中国を中心とする文化圏ではこれも旧暦の815日、「中秋節」を指す言葉で、先祖を敬い、満月にちなんだお菓子をお供えするそうです。ちょうど日本のお盆のような感じでしょうか。
この時期に故郷に帰省する人たちも多いと聞きます。

今年は一週間後に仏教でいうお彼岸も控えています。
お彼岸は秋分の日を中心とする一週間。
やはり先祖に思いをはせる行事が行われますが、亡くなった動物たちの慰霊祭が行われたり、
動物愛護関係のイベントが行われたりする時期でもあります。
秋が来るとセンチメンタルな気持ちにさせられるのは、気候の変化だけでなく、
そうした社会的な行事の影響もあるのかもしれませんね。(T


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